太田記念美術館にて

表装 ―肉筆浮世絵を彩る

観てきました

ふだん美術館を訪れる時に、この掛軸凝ってるなとか、この額縁豪華だなとか思うことがあって、作品本体よりもそちらに関心を奪われることがあります。

この展覧会は肉筆画の表装に焦点を当てたもので、珍しいし興味があったので絶対に行きたいなと思っていました。

あらためて表装に注目してみると、作品の魅力を伝えるために様々な工夫がなされるんだなと。

シンプルで格調高いつくりだったり

凝って豪華に仕上げたものだったり

作品から模様を抜き出したり

色味やパーツを最低限にした素朴なものだったり

作品の魅力を引き出すことにとどまらず、表装も含めて1つの作品なのではないかなと思ってしまうほど見事なものもありました。

また、使われている布だけでみてもすごいじゃんというものもありました。

考えてみれば肉筆画で表装もあってとなるとすごく贅沢なものだよなぁ。

そんなことを思っていたら、版画と紙で掛軸ぽく仕上げられた作品が展示されていました。

憧れてしまうよなと。

あと、構図が冴えている作品を自分は好むのだなと再確認できました。

肉筆画はそれに加えて、柔らかく繊細な線を鑑賞できるのが良いよなと。

表装というふだん注目しない視点で作品をじっくり鑑賞できて楽しかったです。