「5分待ってくださーい」

稽古中にそう言われて

5分ね、と何とも思わなかった。

目の前にいる子供たちが

5分も!とびっくりしている。

確かに自分も小さいころ

5分はとても長いものだった。

いつの間にか僕にとっての5分は

短くなっていたのだと気づかされた。

でも

稽古が終わり

くたびれた体で目的の電車が来るのを待つ5分は

今の僕でもやっぱり長かった…。